ワークショップ  ワークショップ・プログラムはこちら

本大会では、認定心理療法士資格をもつ講師陣による6つのワークショップを開催いたします。日本臨床心理士資格認定協会「臨床心理士教育・研修規定別項」第2条第3項「本協会が認める関連学会での諸活動への参加」の通り、ポイントが付与されます。ワークショップとプレコングレスへの参加で2ポイント、本大会への参加で2ポイントを取得できます。

今後も当学会資格研修委員会では、心理療法の専門資格としての認定心理療法士の位置づけがさらに明確なものとなるよう、種々の研修機会を提供していきたいと考えていますので、この大会ワークショップにも是非奮ってご参加ください。

資格研修委員長 河合 俊雄


1. 概要


会期: 2017年6月17日(土)10:00~12:30(受付 9:30~)

会場:米子コンベンションセンター BiG SHiP(鳥取県米子市末広町294)

参加資格:以下の条件のいずれかを満たす方

① 日本ユング心理学会(JAJP)会員

② 心理臨床の実践に職業として携わっている方

③ 臨床心理学を専攻する大学院生


研修ポイントの取得

日本臨床心理士資格認定協会「臨床心理士教育・研修規定別項」第2条第3項「本協会が認める関連学会での諸活動への参加」の通り、ポイントが付与されます。

・ワークショップ + プレコングレス +本大会: 4ポイント

・ワークショップ + プレコングレス:      2ポイント

参加された年次大会や研修会の参加証は、研修証明書の代わりになりますので、大切に保管してください。




2. ワークショップ・コースのご案内    ワークショップ・プログラムはこちら


A 夢、イマジネーションを描くこと  於:第2会議室

講師:老松 克博(大阪大学)

内容: 夢やイマジネーションは動画として体験されることが多いが,その記録はたいてい文章でなされている。文章化は一種の整理の作業にもなっており,体験を咀嚼するのに役に立つ。ただし,それは,イカをスルメにして観察しているようなものかもしれない。一方,夢やイマジネーションを絵にする場合はどうか。少しイカに近い。しかし,それだけでなく,体験されたイメージの次なる発展として,何かが創造されて付け加えられてもいる。イカ料理に変容している。このワークショップでは,イメージの記録が持つ意味という古くて新しい問題をあらためて考えてみたい。

事例提供者:今井 晥弌(かんいち) (鈴鹿医療科学大学)

   題目:子どもとの関係に困りはてて来談した女性の夢と描画の過程     


B イメージ表現と攻撃性  於:第7会議室

講師:角野 善宏(医療法人社団 新川医院)

内容: 衝動性と攻撃性は、この両者の区別なく行動化として表に出てしまうことがある。そしてそれは時に残虐な破壊行為にも至ることがあり、周囲からは一刻も早くその行為の修正を望まれる。しかし、その残酷で破壊的な行動が、表現そのものでもある。そのような衝動性や攻撃性に対して、イメージを介在した働きかけは臨床現場で可能なのだろうか。即効性がないにしても、イメージ表現によって改善へ向かう方向性を見出すことはできるのだろうか。今回のワークショップでは、不登校とともにかなり強い衝動性や攻撃性がみられた男子中学生の風景構成法や箱庭表現などから、コントロールが困難な膨大なエネルギーをイメージ表現に変換していくプロセスについて考えてみたい。

事例提供者:森 晴代 (島根県立こころの医療センター)

   題目:破壊衝動を訴える思春期男子の心理療法 ーイメージ表現への変換プロセスをめぐってー


C 「ユング派心理療法の見立て」  於:第3会議室

講師:河合 俊雄(京都大学こころの未来研究センター)

内容:精神医学には診断があり、精神分析には分析の前に4回ほどのインテーク面接を設定するなど、診断や見立てが重視されているのに対して、ユング派心理療法での見立てはどのようなものなのであろうか。ユング派の見立ては、イメージの内容に着目し、心理学的な課題を見出すことが多いが、それと精神医学的な見方との関係はどうなるのかを、ギーゲリッヒ『夢セミナー』における心理学的な課題の検討も参考にしつつ解説したい。後半では、参加者のごく初期の事例の見立てをいくつか検討したい。

事例提供者:森崎志麻 (奈良大学臨床心理クリニック)

   題目:家の「穢れ」を引き受けざるを得なかった女性との面接で語られた夢について


D 夢文法と夢解釈  於:第4会議室

講師:川嵜 克哲(学習院大学)

内容:夢をどのように読むか(夢解釈)を考える際に必要となるのは夢の文法である。ここでいう夢文法とは夢がどのような論理をもって展開していくのかということを指している。たとえば、映画『惑星ソラリス』は人が思ったことが具現化する星を舞台にした話しだが、夢も同様であり、現れたイメージに対する夢自我の関係性そのものが具象化され、夢の中に織り込まれる。たとえば、何か物音がして夢自我が怖いと感じると、怖いもの(たとえば蛇など)が具現化して現れる。さらに、この怖いもの(蛇)と夢自我が関係することによって、この蛇をそれほど恐れなくてもよいのだ、いやむしろ、この蛇は夢自我に治癒をもたらすものなのだというような新たな関係性が生じてき、たとえばその関係性はトリックスター的な人物となって夢に登場し動きだし、夢自我と関わりをもつことでさらなる展開が夢の中でなされていく。このような、「関係性の具現化」をはじめ、「魂の要請と自我の抗い」、「軸の分離と統合」、「華厳的折り畳み」など筆者が考える諸文法をもって夢はひとつの結晶のように緊密に構造化される。今回のワークショップではこれらの文法を解説・検討し、夢をどのように読んでいくかを考えてみたい。

事例提供者:鈴木遼子 (金沢文庫エールクリニック)

   題目:「自分の魂と繋がって生きたい」と語る40代女性との夢を通した面接過程


E ユング心理学から見た学校臨床  於:第5会議室

講師:桑原 知子(京都大学)

内容:学校現場では、児童・生徒をめぐって、保護者・担任・養護教諭・管理職・スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカー・コーディネーター・教育委員会など、さまざまな人が関わります。文部科学省は今後「チーム学校」という構想のもと、これらの人たちが連携をしながら対応していくことを求めています。こうした中で、臨床心理士あるいは教員は、どのように動けばいいのでしょうか。さまざまな人の思いが錯綜する学校現場を理解するためには、ユング心理学の知見が、参考になるのではないかと思います。このワークショップでは、事例をとおしてこの問題に迫ってみたいと考えています。

事例提供者1:岡島陽子(山王教育研究所)

   題目1:私立高校の女子高生の事例

事例提供者2:萬井雅子(鳥取県公立小学校教諭)

   題目2:チーム学校で埋没していく子どもの理解


F 親面接-親の個性化の一過程として  於:第6会議室

講師:山口 素子(山口分析プラクシス)

内容:親面接は子供の環境調整という一機能を持つ。しかしそうした観点からのセラピストのアプローチはクライエントから固い防衛をもって跳ね返される、あるいは「スルーされる」といった状況がしばしば起きる。そこで親そのものへのアプローチが必要になるのだが、へたをすると今度は親個人が強調されすぎて、子供の話題が忌避されることが起こる。そもそも子供の親のみである親はなく、親であることを抜きにした親もない。親面接は子供を持つ親であるクライエントが一人の個人として子供とともにどう生きるのかという問いのもとに始まるといえる。この観点から親面接を再考したい。

事例提供者:中井由佳子(京都こころの相談オフィス)

   題目:子どもの発達相談を求めて来談した女性との面接



3. ワークショップ参加申し込み


ステップ1:申し込み

参加申し込みフォームはこちら(予約参加申し込み締め切り:2017年2月28日)

事例発表申し込み方法はこちら(締め切り:2017年2月27日 必着)


ステップ2: 大会事務局からの参加通知電子メールの受け取り(2017年3月中旬の予定)

参加いただけるワークショップは、2017年3月中旬に大会準備委員会事務局より電子メールで通知します。

* 参加証は、当日、会場受付にてお渡しいたします。事前の送付はございません。


ステップ3: 参加費振込

電子メールでの通知を受け取り後、郵便払込取扱票にて参加費を納入して下さい。


参加費

2月28日まで  3月1日以降  
会員5,000円6,000円
非会員7,000円8,000円
非会員(大学院生)  6,000円7,000円


* 会員

第1号通信に同封の郵便払込取扱票にて、大会参加費と併せてご納入ください。


* 非会員・大学院生

以下の郵便振替口座にご納入ください。また、プレコングレスに参加を希望される方は、通信欄にその旨を記入し、併せてご納入ください。

郵便振替口座:01360-3-105163

加入者名:「日本ユング心理学会第6回大会準備委員会年次大会」(ニホンユングシンリガッカイダイロクカイタイカイジュンビイインカイネンジタイカイ)


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予約参加締め切り日

本大会、ワークショップの予約参加締め切り日は以下の通りです。


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* 当日参加は、定員に余裕のある場合に限り受付いたします。